3.5 内分泌系 - ホルモン

 

 

 

内分泌系endocrine system　化学物質を生産する腺の一連の構成ホルモンhormones

ホルモンはそれらの信号を送るために神経伝達物質のように受容体に結合しなければならない化学伝達物質chemical messengers である。

ホルモンは血流に分泌されて体中を移動し、それらの受容体を含むすべての細胞に影響を及ぼすため、ホルモンの効果は広範囲に及ぶ。また、ホルモンは効果が遅く、長持ちする傾向がある。

ホルモンはあらゆる種類の身体機能の調節に関与しており、最終的には視床下部hypothalamus（中枢神経系CNS）と下垂体pituitary gland（内分泌系）の間の相互作用によって制御されている。

 

 

 

下垂体pituitary gland

内分泌系の他のすべての腺を制御するため、しばしば「マスター腺master gland」と呼ばれる。下垂体は、脳のメッセンジャーホルモンに加えて、成長ホルモン、痛みを和らげるためのエンドルフィン、および体内の水分レベルを調節するいくつかの重要なホルモンも分泌する。

 

甲状腺thyroid gland

首に位置し、成長、代謝、食欲を調節するホルモンを放出する。甲状腺機能亢進症hyperthyroidism、またはバセドウ病Grave’s diseaseでは、甲状腺がホルモンのサイロキシンthyroxineを過剰に分泌し、興奮、眼球突出、体重減少を引き起こす。甲状腺機能低下症hypothyroidism,では、ホルモンレベルが低下し、患者は倦怠感を覚え、風邪をひきやすくなる。薬物療法が確立している。

 

副腎adrenal glands 

私たちの腎臓およびエピネフリンepinephrine（アドレナリンadrenaline） およびノルエピネフリンnorepinephrine（ノルアドレナリンnoradrenaline）などのストレス応答に関与するホルモンを分泌する。

 

膵臓pancreas

インスリンおよびグルカゴン(血糖値を調節するホルモン)を分泌する臓器。血糖値を下げる（インスリン）または上げる（グルカゴン）ことにより、1日を通して安定した血糖値を維持することができる。糖尿病diabetes患者は十分なインスリンを生産することができず、インスリン産生を刺激または置き換える薬を服用しなければならない。、糖質と炭水化物の量を厳密に制御する必要がある。

 

性腺gonads

生殖において重要である性ホルモンを分泌し、性的な動機と行動の両方を仲介する。女性の性腺は卵巣ovaries、男性の性腺は精巣testesである。卵巣はエストロゲンestrogensとプロゲステロンprogesteroneを分泌し、精巣はテストステロンtestosteroneなどのアンドロゲンandrogensを分泌する。

 

 

 

 

主要な内分泌腺および関連するホルモン機能

内分泌腺Endocrine Gland	関連するホルモン	働き
下垂体Pituitary	成長ホルモン、ホルモンの放出と抑制（甲状腺刺激ホルモンなど）	成長を調節し、ホルモン放出を調節する
甲状腺Thyroid	サイロキシン、トリヨードサイロニン	代謝と食欲を調節する
松果体Pineal	メラトニン	睡眠サイクルなどのいくつかの生物学的リズムを調節する
副腎Adrenal	エピネフリン、ノルエピネフリン	ストレス反応、代謝活動の増加
膵臓Pancreas	インスリン、グルカゴン	血糖値を調整する
卵巣Ovaries	エストロゲン、プロゲステロン	性的動機と行動、生殖を仲介する
精巣Testes	テストステロンなどのアンドロゲン	性的動機と行動、生殖を仲介する