4.2 睡眠

 

睡眠のリバウンド　Sleep rebound　睡眠不足の人は寝るときにより早く眠りに落ちる。

 

視床下部hypothalamusには、視床と連動して徐波睡眠を調節する他の核に加えて、SCN（体の体内時計）が含まれている。

 

橋ponsは、急速眼球運動rapid eye movement（REM）睡眠を調節するために重要である。

 

睡眠はまた、メラトニン、卵胞刺激ホルモン（FSH）、黄体形成ホルモン（LH）、成長ホルモンなど、いくつかの内分泌腺からの多くのホルモンの分泌と調節に関連している。

松果体は睡眠中にメラトニンを放出し、メラトニンは、さまざまな生体リズムと免疫系の調節をしている。

また下垂体pituitary glandは睡眠中に生殖器系の調節に重要なFSHとLH、成長ホルモンを分泌しする。

松果体と下垂体は睡眠中に多くのホルモンを分泌する。

 

 

 

 

 

なぜ私たちは眠るのか

 

①睡眠への適応機能

進化心理学Evolutionary psychology

資源が不足している冬にクマが冬眠するのと同じように、私たちはエネルギー消費を減らすために夜に寝るのかもしれない。睡眠が単一の普遍的な適応機能を果たさない可能性は十分にあり、異なる種は、それらの独特の進化的圧力に応じて異なる

健康的な体重の維持、ストレスレベルの低下、気分の改善、運動協調性の向上、および認知と記憶形成に関連する多くの利点が含まれる。

 

②睡眠と認知機能

私たちが眠る理由に関する別の理論には、認知機能と記憶形成に対する睡眠の重要性が含まれる。確かに、睡眠不足は認知と記憶障害の混乱を引き起こし、注意を維持し、決定を下し、長期記憶を思い出す能力の障害につながる。さらに、これらの障害は、睡眠不足の量が増えるにつれてより深刻になる。さらに、新しいタスクを学習した後の徐波睡眠は、そのタスクの結果のパフォーマンスを向上させることができ、効果的な記憶形成に不可欠である。